2016年の世界の鋳物生産量は1億440万トンであり、2015年の1億410万トンに近い水準であった。2016年の中国の鋳物生産量は4720万トンで、前年比5.4%増となり、世界の鋳物総生産量の45%を占めた。インドは1135万トンで、5.4%の増加率を記録し、アメリカを抜いて第2位に躍り出た。過去50年間で、合金別の鋳物生産量は大きく変化しており、ねずみ鋳鉄は1966年に総生産量の4分の3以上を占めていたが、2016年には2分の1未満にまで低下した。一方、球状黒鉛鋳鉄とアルミニウムは著しく増加し、中国とインドは次第に鋳物生産大国へと成長した。
2016年の中国の各種鋳物総生産量は4720万トンであり、17年連続で世界一を維持している。鋳物の材質構成の変化を見ると、2016年はアルミニウム合金鋳物が13.11%増、球状黒鉛鋳鉄件が4.76%増となり、アルミニウム(マグネシウム)合金鋳物の生産量比率は14.6%に達した(2015年は13.4%)。自動車の生産量および構造の変化は鋳物需要に大きな影響を及ぼしており、自動車用鋳物は全体の約3分の1に近い29.9%を占めている。