鋳鋼部品の造型プロセスのポイント

公開日:2017-12-30 閲覧数:3429回 投稿者:admin

鋳鋼(cast steel)は、凝固過程で共晶変態を経ない、鋳物生産に用いられる鉄基合金の総称で、鋳造合金の一種です。鋳鋼は鋳造炭素鋼、鋳造低合金鋼、鋳造特殊鋼の3種に分かれます。鋳鋼品の造型工程では次の要点に注意します。鋳鋼品造型工程の基本原則:品質要求の高い面や主要加工面は下に置く。大平面は下に置く。薄肉部は下に置く。厚大部は上に置く。砂中子の数を極力減らす。平直な割り型面を極力採用する。鋳鋼品造型工程の基本要求:木型:輪郭が完全で、亀裂、破損、欠損がなく、表面が滑らかで、寸法が鋳造工程図面の要求に合い、頻繁に寸法校正を行う。砂箱:砂箱の寸法は木型仕様に基づき確定し、大・中型砂箱は箱筋を溶接すべき。鋳鋼品造型工程の注型システム:鋳物の構造特長の工程要求に基づき適宜の注型システムを選び、通常頂注ぎ式、底注ぎ式を採用。(1)注型システム設定の基本原則:注湊口、押し湯口の配置位置が合理的で、大きさが適切で鋳物の収縮を妨げず、排気、落砂、清掃に便利で、鋳型寸法を極力減らし、造型操作を簡素化し、型砂量を節約し労働強度を下げる。(2)内注ぎ道位置の注意事項:内注ぎ道を鋳物の重要部位に設けない。金属液が型腔各部に至る距離を最短にする。金属液が鋳型と砂中子に正面衝突しない。金属液を均一分散し速やかに型腔を充満する。鋳型中の冷し金や芯受けに正対しない。押し湯口(1)押し湯口設定の基本原則:鋳物の構造と工程要求に基づき押し湯口の形状、大きさ、配置位置を正しく選ぶ。押し湯口の有効補縮範囲に基づき押し湯口の数を合理的に確定。(2)押し湯口設定の基本要求:肉厚が不均一な鋳物は、各熱節部位に押し湯口を設けなければならない。補縮される部位の頂部または近傍に極力設ける。鋳物が異なる高さに熱節を有し補縮が必要な場合は複数の押し湯口を設けてもよいが、各押し湯口の補縮区は隔離しなければならない。押し湯口は極力鋳物の重要部位や応力の大きい部位に設けない。内注ぎ道を極力押し湯口を通す。押し湯口は鋳物の応力集中部に極力設けない。押し湯口は鋳物の機械加工を要する表面に設けるのがよい。鋳鋼品の生産では、品質の優れた鋳鋼品を得るため、鋳鋼品の造型工程は以上の要点に従うべきです。

 

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