消失模型鋳造プロセスでは、消失模型鋳造塗料は消失模型に塗布されるものであり、消失模型塗料の塗挂方法には刷毛塗り、浸漬、流し掛け、噴霧、または浸漬と流し掛けの併用など多数あり、各方法にそれぞれ長所・短所があり、企業は自身の条件に合わせて適した塗料塗挂方法を選べます。噴霧法について言えば、スプレーガンで塗料を消失模型に噴霧塗布するもので、作業効率は刷毛塗りより高く、労働強度もずっと低く、これは評価できる面ですが、耐火塗料は比重が大きく粘度が高いため、噴霧法で塗挂するには塗料を霧状に喷射する必要があり、企業にとって一定の挑戦となります。さらに、塗料は損傷しやすい発泡プラスチック模型に噴霧されるため、発泡プラスチック模型に当たる塗料の衝撃力を極力小さくする必要があり、これも極めて困難です。噴霧法の使用上の難点について以下に詳しく紹介します。(1)噴霧中、塗料の発泡プラスチック模型に対する衝撃力は制御しにくく、衝撃力が過大だと消失模型が変形・損傷、さらには廃棄に至ります。(2)塗料噴霧では死角へ喷射できず、また2回目の噴霧時に1層目の塗料層を破壊しやすく、品質を十分に保証できません。(3)噴霧法は塗料の浪費を生じやすく、企業に一定の損失をもたらします。スプレーガンから出る霧状塗料の相当部分が消失模型に落下せず、塗料を浪費すると同時に環境への汚染も生じます。(4)噴霧法は塗料の技術的要求が厳しく、塗料濃度は適度でなければならず、濃度が過大だと喷射不能や噴霧不均一となり、過小だと流れ落ちたり塗挂できなくなります。また、塗料中に大きな粒子や異物が混入するとノズルが詰まり、生産進度が遅延します。噴霧法は塗料技術への要求が厳しく、使用上も種々の難点がありますが、作業効率が高く労働強度が低いことから鋳造企業に好まれ、現在多くの企業が噴霧法で消失模型塗料を塗挂しています。